三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルを扱っておりますおく宗です。振袖文様図鑑①

三重県伊勢市で振袖・振袖レンタル、及び着物関係全般を扱っておりますおく宗です。振袖、着物に使われる代表的な文様について、画像を交えながら解説してまいります。

まずは、振袖、及び着物には一番使用されているのではないかと思います桜文様です。

日本人の大好きな桜。芽生えの季節である春の花であることから、おめでたい日や晴れやかな舞台に好んで使用されます。文様に使用されるようになったのは、平安時代のころからのようです。一つ一つの花は可憐ですが、満開になった時の華やかさは格別であることから、豊かさや繁栄の象徴でもあります。「これからの一生も豊かでありますように」との願いも込められています。春のお花ではありますが、枝葉のない物は、四季を通して着用できます。


次も振袖には、よく使用されている牡丹文様。中国では、「百花の王」とよばれ、華やかな外観通り「富貴」や「豪華」といった意味が込められています。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花というように、美人の代名詞としても使われ、小さい蕾から比べると、大きな花を咲かせるため、「大きく花開く」との意味も込められています。


そして、こちらの御所車文様(ごしょぐるまもんよう)も古典の振袖、訪問着などの礼装のお着物には、よく見られる文様です。ご存じのように、平安時代の貴族達が用いた牛車を図案化したものです。さらに図案化して、御所車の車輪だけに花をあしらったものを花車文様といいます。いずれも雅やかな文様であり、幸せを運んでくるという意味があります。


こちらも、縁起の良い宝尽くし文様です。読んで字のごとく宝物を集めた文様です。打てば宝が出る「打ち出の小槌」、災いから身を守る「隠れ蓑」「隠れ笠」、大切な物を守る土蔵の「鍵」、砂金や金貨を入れる「金嚢(きんのう)」、様々な知恵を授けてくれる「巻物」などです。福徳を呼ぶ代表的な吉祥文様として、振袖を始め、初着や礼装のお着物の文様に多用されています。


こちらは、束ね熨斗文様(たばねのしもんよう)。熨斗は、鮑の肉を薄く剥いで引き伸ばし乾燥させ、紙の間に挟んで、祝儀の進物や引き出物に添えたのが始まりだそうです。古くは、奈良時代、長寿をもたらす縁起物として「熨斗鮑(のしあわび)」は朝廷に献上されていたそうです。現在でも毎年伊勢神宮へ熨斗鮑が献上されています。その熨斗を束ねたのが、束ね熨斗文様です。長寿をもたらすと共に「実を結ぶ」「縁を結ぶ」という意味があります。写真のように、熨斗目の中に、四季の花や、吉祥文様や有職文様が配され、華やかな印象になっています。

まだまだ、様々な文様をご紹介していきます。次回へ続きます。

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