三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルならおく宗。四十八茶 百鼠とは?

三重県伊勢市で振袖・振袖レンタル、着物・着物レンタル、及び呉服全般を取り扱っておりますおく宗です。
江戸末期、文政二年(1819年)創業以来、皆さまの節目節目のお手伝いをさせていただいております。その経験と知識を活かして、皆さまの振袖や着物に関するお悩みやご相談に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

「四十八茶 百鼠(しじゅうはっちゃ ひゃくねずみ)」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?おそらくあまり聞き馴染みのない言葉かと思います。江戸時代後期、幕府は、贅沢禁止令いわゆる『奢侈禁止令』を発令し、どんな身分であっても贅沢な着物をきてはいけないとされました。そして、庶民が着ても良い着物の素材は、「綿」か「麻」、色は、「茶色」、「鼠色」、「藍色」のみと限定されていました。そんな限られた中でも、江戸の町人たちは、茶色や鼠色といった暗い色の生地の中にも細やかなこだわりを取り入れて、粋を演出したようです。それを背景に生まれたのが「四十八茶 百鼠」という言葉で、茶色と鼠色の色の数を表す言葉です。と言っても、48種類の茶色ということではなく、48種類くらいのたくさんの茶色と鼠色に至っては100種類くらいたくさんのということらしいです。かなりの種類の色数です。例えばですが、茶色には、「栗色」「海老茶色」「金茶色」「利休茶色」や、「団十郎茶」「芝翫茶」といった役者さんの名前を冠した茶色の色まであります。「鼠色」は?というと、「銀鼠色」「藍鼠色」「小豆鼠色」「桔梗鼠色」...と、ここには書ききれないほどの茶色と鼠色があります。確かに、裃をルーツとする江戸小紋なども、「茶色」「鼠色」「藍色」を基本としていますね。こんなにたくさんの色を染めることができるのは、やはり染め職人さんの腕もあるのだと思います。微妙に染料の配合なども変えるのでしょうし、その微妙な色の違いが判るのは、日本人ならではなのではないでしょうか?虹は、日本では7色とされていますが、それは日本人が7色の色を認識できるからだそうで、他の地域では虹は4色だと認識している地域もあるそうです。
最近、振袖をはじめ、浴衣でもくすみ色系が多く出ています。このニュアンスカラーは、ベージュやグレーなどですが、これは現代版の「四十八茶 百鼠」ではないかと思います。一見、地味な色のようにも思いますが、若い方が着られますと、とてもオシャレに着こなしてくださいます。紺色の振袖も人気ですが、どこか日本人として、無意識的に好きな色なのではないかと思ったりしています。

◎おく宗
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