三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルを扱っておりますおく宗です。宝尽くし文様について。

三重県伊勢市で振袖・振袖レンタル、および着物全般を取り扱っておりますおく宗です。おめでたい文様として代表的な「宝尽くし文様」について綴っていきたいと思います。

元は、宝物を集めた中国の文様ですが、現在は日本風にアレンジされています。それでは、一つずつの文様をみていきましょう。


こちらは、思いのままになる”如意宝珠


身体が隠れる”隠れ蓑

こちらも身体を隠す”隠れ笠
この二つは、身を守る=厄除けの意となります。


打てば宝が出る”打ち出の小槌


大切な物を守る土蔵の”


砂金や金貨を入れる”金嚢”はいわゆるお財布ですね。


知恵を授けてくれる”巻物” 祇園社の護符の祇園守の場合もあります。


金を計る”分銅


仏宝である”丁子” 薬やスパイスとして用いられています。


花輪違い”または、”七宝” 終わりがない、永遠を意味する吉祥文様です。

これらは、時代によって多少変わったりします。また、すべてが揃っていなくても”宝尽くし”と呼びます。
福徳を呼ぶ代表的な吉祥文様として、晴れ着などに多用されています。

今年1月の大学入学共通テストが終わった翌週だったと思いますが、一組の振袖のお下見のお客様がいらっしゃいました。来年成人式のお嬢様のお母様と、そのお母様のお友達、そしてその方の高校3年生のお嬢様のお3人様でした。その高校3年生のお嬢様は、ちょうど共通テストが終わったところで、まだ2次試験が残っているのだけどもちょっと気分転換したいとのことで一緒に振袖を見たいとのことでした。では、ぜひ振袖をご試着になってみてくださいとお勧めし、選ばれたお振袖が、まさしく”宝尽くし文様のお振袖”でした。その時に、一つ一つの文様に意味があることと、その意味をご説明させていただいたのですが、これから2次試験も控えられているとの事でしたので、「今日、この宝尽くし文様の振袖をお召しになられたので、2次試験、絶対大丈夫ですよ!!」とお伝えしました。お客様も「本当に良い気分転換になりました!!」ととっても喜んでくださいました。
あれから試験どうだったのかなぁと気になっていた先日、無事、希望の大学に合格しました!!とお聞きし、ほっとしました。お嬢様本人の実力以外の何ものでもないのですが、どんなに努力をしてもやはり本番は、緊張もするでしょうし、実力が発揮できないこともあるかもしれません。それは、試験以外にも当てはまることですが、そんな時、何か縁起物であるとか、不安を取り除いてくれる物があれば、自分は守られているのだという自信を持って臨むことができるのではないかと思います。お振袖やお着物全般には、そんな縁起の良い吉祥文様がたくさん描かれていて、だだ着るだけのものを越えている民族衣装だなぁと改めて思いました。振袖の長いお袖も厄を払う意味がありますし、ある意味最強なお召し物ではないかと思います。

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