三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルならおく宗。源氏香ってどんな柄?
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着物や振袖に描かれる古典文様には、それぞれに意味があります。「源氏香(げんじこう)」とは、どんな柄でしょうか?
こちらが↑源氏香の柄です。源氏香は、江戸時代から行われてきた香合わせの遊びの名称で、香の組み合わせを示す符号を文様化しています。縦五本の線のつなぎ方を変化させて源氏物語五十四帖のうちの五十二巻(第一帖の「桐壺」と最終の第五十四帖の「夢の浮橋」を除く)の組み合わせを作り、それぞれに源氏物語の帖名をあてたものです。つまり、源氏香の形は五十二種類あるということです。源氏香の文様を見つけたら何帖の形なのか調べてみるのも面白いですね。
また、源氏香だけでなく、縦四本で表される「系図香」や三本で表される「三種香」などもあり、これらを含めて「香の図」ともよばれます。
あらためて、先ほどの帯に描かれた源氏香は、何の帖だったのか調べてみました。「花散里」「常夏」「須磨」「野分」はわかったのですが、一つだけ源氏香の形がみあたりません。(笑)「胡蝶」には近いようですが、違います💦これだけ色が違うし、間違い探し的な何かでしょうか?作った職人さんの単なるミス?この帯は、私の私物なのですが、調べたは良かったですが、ちょっともやもやが残ってしまいました。(笑)
しかし、現在NHKの大河ドラマで「光る君へ」も放送されていますし、これはもう一度「源氏物語」をしっかり勉強し直さないといけないなと思った次第です。
江戸時代には、古典文学を楽しむ層が広がり、物語の内容を理解していることが、教養の一つとされ、着物の文様にも描かれるようになったようです。現代の私達が江戸の昔に思いを馳せるように、江戸の人達も同じように、平安の昔に思いを馳せていたのかもしれないと思うと面白いなと思います。そうやって日本の文化は代々脈々と伝えられてきたのだろうなと思います。私達も日本文化の送り人として、しっかり次世代に伝えていかなければいけないなと改めて思います。
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