三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルを扱っておりますおく宗です。振袖を着た時の立居振舞いについて。
三重県伊勢市で振袖・振袖レンタル、および呉服全般を取り扱っております おく宗 です。今日は、振袖及び着物を着た時の立居振舞について綴っていきたいと思います。着物を着ると、窮屈だったり、苦しいといった感想を持たれる方も多いと思います。確かに、普段洋服で生活している私たちにとっては、動きにくい窮屈な物かもしれません。でも、その反面、帯をきゅっと締めてもらうと、背筋が伸びて気持ちいいと言われる方も多くいらっしゃいます。振袖やその他の着物も美しい色柄はもちろんのこと、非日常的で逆に機能的でない部分が、もしかすると振袖や着物を着た時の気持ちの高揚感に繋がっているのかもしれません。動きが制限されることで、必然的に動作がゆっくり上品になり、それが奥ゆかしくおしとやかに見えます。欧米の肩や胸の開いたドレスなどに比べますと、はるかに露出が少ないのですが、それがかえって襟足などの色っぽさを引き立たせます。振袖や着物を着た時は、とにかく背筋を伸ばした方が美しくみえます。そして、歩幅はなるべく洋服と同じ様に歩いてください。よく着物を着たからと小またで歩いていらっしゃる方をお見かけいたしますが、小また過ぎてもあまり美しく見えませんのでお気をつけくださいませ。
まずは車に乗降する際ですが、車に乗る際は、必ずお尻を先にシートに腰掛け、それから脚を揃えてのりますとスムーズに乗ることができます。降りる時は、逆で脚をそろえて降り、地面にしっかり足を着けたらお尻をあげてください。
車に乗った時、特に振袖をお召の際は、長い袖を自分の膝の上に置いてください。そうしないと、長い袖の裾を車のドアで挟んでしまったりします。椅子に座るときも、同様にしてください。でないと、立ち上がるときに、自分で自分の袖の裾を踏んでしまい、袖付けがほつれてしまったりする事があります。
そして、一番心配なのは、振袖でお手洗いに行くことではないかと思います。普通の着物は袖が短いのでそれほどでもありませんが、振袖はとにかく袖が長いので、袖を床などにつけてしまわないか心配ですよね。まずは、洋式の広めのお手洗いに入る事をお勧めします。そして、振袖の袖を自分の腕に巻きつけるか、前で両袖を結んでみてください。もしくは、洗濯バサミを2個用意しておき、袖の裾を帯に止めておくのもおすすめです。そうすれば、お袖の長さが短くなりますので、ずいぶんと動きやすくなります。あとは、着物、襦袢、肌着と順番に開き、おわったら、肌着、襦袢、着物とまた順番に元に戻してください。これで、大丈夫です。
あと、お食事される時は、必ず膝の上に大判のハンカチやナフキンなどを広げてください。帯や衿にナフキンを挟むのは、あまり恰好の良いものではないので、避けたいところです。振袖や着物をお召の時は、何か遠くの物を取りたい時は、お店の方にお願いしてください。袂で何かを引っかけたり、こぼしたりしやすいですからね。色々と動きが制限されてしまう事の多い着物ですが、その分お店や色々なところで、丁寧に対応していただけたり、特別扱いしていただけたりしますので、ぜひそれを楽しんでいただけたら…と思います。
おく宗
〒516-0078 三重県伊勢市曽祢1-14-21 高柳商店街内
営業時間 10:00~18:00 水曜定休
TEL 0120-474-109
2 thoughts on “三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルを扱っておりますおく宗です。振袖を着た時の立居振舞いについて。”
Comments are closed.