三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルならおく宗。振袖(着物)の菊の柄はどんな意味?
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振袖や着物に描かれている柄で、良く見かける「菊文様」ですが、どのような意味があるのでしょうか?
菊の花は、奈良時代から平安時代にかけて中国から伝えられた植物で、「長寿」「厄除け」を象徴します。
中国の黄河源流にある菊の群生地から流れ出た水を飲んだ里人が延命を得たという「菊水」の伝説や、9月9日の重陽の節句には、菊の露と香を移した菊のきせ綿で体を拭って延命長寿を願う行事もあります。
秋の花ではありますが、古典的な吉祥文様として好まれており、振袖や着物には、季節を問わず多用されています。
実際に、菊には抗菌作用があるそうで、菊膾(きくなます)や菊酒などに用いられたり、お刺身の上にも乗せられていたりしますが、あれは飾りだけではなかったのですね。
また、「乱菊」「貉菊(むじなぎく)」「光琳菊」「万寿菊」「菊菱」など菊がアレンジされた文様もたくさん存在します。
↑貉菊(むじなぎく)
↑光琳菊
↑竺仙ゆかたの万寿菊
↑乱菊文様
皆さんご存知のように、皇室の御紋は「十六葉菊」です。菊という植物が皇室のシンボルにもなっています。記録では、仁徳天皇十三年ころに大陸より伝来し、宮中では大切にあつかい、薬用にされていたようです。鎌倉初期、後鳥羽上皇が菊文様を熱愛し、衣類、調度品などに多用したため、臣下は自然と遠慮するようになり、これらの伝統から皇室の紋章に移行して行ったようです。
現在のように医療が発達していなかった時代には、薬用の効能もある菊の文様を身にに着けることにより、「延命」や「長寿」「厄除け」を願ったのだと思います。
現代はまた時代が変わりましたが、やはり健康で幸せな生活は皆の願いでもありますので、やはり振袖や着物を着る節目節目には、縁起の良いものを身につけて、厄を除けられますようにとの願いが込められています。
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