三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルならおく宗。雪輪文様ってどんな柄？
おく宗
三重県伊勢市で振袖・振袖レンタル、着物・着物レンタル、及び呉服全般を取り扱っておりますおく宗です。
江戸末期、文政二年(1819年)創業以来、皆さまの節目節目のお手伝いをさせていただいております。その経験と知識を活かして、皆さまの振袖や着物に関するお悩みやご相談に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
振袖や、着物に描かれている古典文様には、それぞれに意味があります。今回は、雪輪文様を見ていきましょう！
こちらが↓雪輪文様です。
雪の結晶を六弁の丸い花のように表した文様です。大きな六つのくぼみがあり、完璧な円でないことから、「私は完璧ではなく、未熟な人間です」という謙虚な気持ちを表すともいわれています。古来より、雪が多く降った年の春には雪解け水が豊富に出るため、稲作が順調で豊作になることから、縁起の良い文様とされています。また、積もると白銀の世界にしてくれる雪は、美しい特別ものだったのではないでしょうか。
こうした雪が文様として使われるようになるのは、室町時代以降からです。当時は、冬をイメージするものでしたが、現在は夏にも用いられます。雪によって冬を連想させ、涼を得るという日本人ならではの感性によるものでしょう。
また、雪輪取りといって、上の写真のように雪輪を模様の区切りに使い、雪輪の中の文様を入れたりします。
↑こちらの振袖には、たくさんの雪輪取りの中に、四季の花や、吉祥文様が描かれています。雪輪の文様が入ることで、可愛さの中に上品さが感じられる振袖となっています。
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