三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルならおく宗。振袖の袖丈を切る？ | 振袖、着物、ゆかた、レンタルは三重県伊勢市のおく宗

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江戸末期、文政二年(1819年)創業以来、皆さまの節目節目のお手伝いをさせていただいております。その経験と知識を活かして、皆さまの着物に関するお悩みやご相談に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

先日、「振袖の袖はなぜ長いのか？」をご説明させていただきました。

そして結婚すると、その長い振袖を留めて、「留袖」いわゆるお袖の短い着物を着ることになります。振袖のお袖の長さは、身長によっても違いますが、だいたい100～115㎝くらいです。それが、結婚すると49㎝～57㎝(着物の格や種類によっても変わります)とだいたい振袖の半分くらいの長さになります。
結婚を機に、振袖を着ないことになりますが、せっかく気に入って購入した振袖が着られなくなるのは、少し残念ですよね。
ただ、中には振袖の長い袖を短くして、訪問着として使える振袖もございます。いかにも、可愛らしく華やかな二十歳らしいお振袖で袖を切っても、違和感がある振袖はおすすめしませんが、お色が派手でなかったり、柄付けも少ない振袖であれば、袖を短くしたら全く訪問着として違和感なくお召しいただけるので、思い切って袖を短くしてみてはいかがでしょう？
振袖の袖を短くする方法も、ハサミを入れて切ってしまう方法もありますが、切ってしまうことに抵抗のある方は、切らずに「無双仕立て(裏地を付けずに、内側にも表地を使う)」という方法で短くすることもできます。この方法ですと切らないので、長い袖に戻したい時に直せば、また振袖に戻すことができます。
無地の振袖ですと、お袖を短くすれば、完全に色無地として使うことができますので、完全に一生もののお着物になります。

また、最近の振袖の小物、特に帯〆は、パールなどの飾り付きが主流ですが、それをシンプルな帯〆に変えると落ち着きます。伊達衿や、帯揚げの小物の色も、ワントーン落とした色にしますと、より落ち着いた感じになります。
そして、振袖としてお召しになる時と、訪問着としてお召しになる時とでは、着付の仕方(帯の幅や位置、帯揚げの出し具合)も変わりますので、着付の仕方によっても訪問着らしさを出すことができますね。

このように、長い目で見ると、とても経済的に振袖をご使用いただけます。よく「振袖は成人式しか着ないよね」と言われる方が多いので、そんなことはないですよ！と言うご提案でした。

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