三重県伊勢市で振袖ならおく宗。振袖の薬玉の柄はどんな意味？ | 振袖、着物、ゆかた、レンタルは三重県伊勢市のおく宗

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振袖に描かれる文様、特に古典柄には、それぞれ意味があります。「薬玉文様」と呼ばれる柄には、どんな意味があるのでしょうか？

↑こちらが薬玉文様です。
お祝いの時などに、薬玉を割ったりしますが、それの元になったものですね。
薬玉は、5月5日の端午の節句に魔除けのために飾った中国の風習を真似たものです。薬玉は、たくさんの種類の薬草や香料などを玉にして錦の袋に入れ、菖蒲や蓬などの造花を結んで五色の紐を長く垂らして飾られます。
端午の節句に薬玉をかけると長寿を保つことが出来るといわれがあるようです。
この風習から薬玉文様は、「魔除け」「厄除け」「長寿」などの意味を持って描かれています。
振袖や女の子の初着などに描かれ、とても華やかな文様となっています。薬玉文様には、牡丹、菊、梅、橘など四季折々の花が描かれていることが多く、あまり季節感が出ないようになっています。
振袖や初着に描かれる場合は、お嬢様のこれからの未来が大きな災いがなく、幸せに満ちた未来になりますようにとの願いが込められています。
このような柄の意味を知って、振袖やお着物をお召しになると、そのことがお守り代わりになり、何ごとがあっても前向きになれるのではないでしょうか？
着物や日本の文化は、本当に奥深いなと改めて感じずにはいられません。