三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルならおく宗。振袖(着物)の雲文様はどんな意味？ | 振袖、着物、ゆかた、レンタルは三重県伊勢市のおく宗

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振袖や着物などに描かれている古典文様には、それぞれに意味があります。『雲文様』には、どんな意味があるのでしょうか?

雲の文様単体で描かれる場合もありますが、多くは、この↑写真のように雲と季節の草花と一緒に描かれています。このように周囲や雲の中に草花をあしらったものを「雲取り」といいます。
古代中国では、科学や気象学が発達していなかったため、雨や雪を降らせる雲に神や霊力が宿っていると考えていたようです。そして、万物は雲から形成されたと考えられ、空に漂う雲を「雲気」や「瑞雲」と名付け、吉祥とみなしました。雲の文様は、日本でも飛鳥時代にこうした中国の影響を受け雲を吉祥文様として、着るものだけでなく様々な工芸品などの意匠としても使用されてきました。

こちら↑は、「霊芝雲文様」です。縁起の良い瑞雲が霊芝という茸に似ていることから名付けられた文様です。薬用となる霊芝は、乾燥しても原形を保ち、腐らないことから万年茸ともよばれます。正倉院にある工芸品にも霊芝雲の文様は、多数見られるそうです。なんだか西遊記に出てくる筋斗雲をイメージしてしまうのは、私だけでしょうか？でも、とてもエネルギー溢れる勢いのある文様ですね。「瑞雲文様」も「霊芝雲文様」も身に着けるとパワーがもらえそうです。