三重県伊勢市で振袖・振袖レンタルならおく宗。着物は薬?

三重県伊勢市で振袖・振袖レンタル、着物・着物レンタル、及び呉服全般を取り扱っておりますおく宗です。
江戸末期、文政二年(1819年)創業以来、皆さまの節目節目のお手伝いをさせていただいております。その経験と知識を活かして、皆さまの振袖や着物に関するお悩みやご相談に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

中国の古い経典である書経には、このようなことが書かれているそうで、

草根木皮 これ小薬
鍼灸 これ中薬
飲食衣服 これ大薬
身を修め心を治める これ薬源
― 書経 ―

色々な解釈があるかと思いますが、漢方薬である草根木皮や、鍼灸よりも、食事や着るものが体に大事であると書かれていると思います。私たちは、毎日の食事の大切さはわかっていると思います。それと同等に着るものも心と身体に作用するのだと思います。薬を飲むことを日本語で、「服用する」「服薬する」といいますが、この「服」とは、文字通り着物のことだったといわれています。
大正時代に科学染料が登場するまで、人は草木などの自然の物から色を取り出し、衣類を染めてきました。この草木染が、着る薬そのものだったといわれています。
たとえば、藍染め。藍は、古来より、抗菌、防虫、防腐、保温などの効果があったため、薬としても重宝されてきました。戦国時代の武士達は、鎧の下に藍染の下着を着け怪我をしたら藍染の下着を裂いて包帯として使用したそうです。
また、紅花染めや茜染めも薬効の高い草木染の一つです。紅花の花びらは、血行を促進し、鬱血を防ぐ漢方薬です。古来中国より血行障害による生理痛や産後の腰痛にも効果があるといわれているそうです。欧米でもサフラワーといい、ハーブティーとしても親しまれています。この紅花から黄色とわずかに赤の染料を取り出すことができます。紅花の赤い染料は貴重で、紅花で何度染めた濃い紅色は、平安時代、天皇の許可がない限り着用が禁止されたほどです。現代でも、皇室では、お正月やお誕生日などの節目に天皇直系の内親王だけが着ることの出来る「御地赤(おじあか)」という着物があります。この着物が、紅花で染められているかは、わかりませんが、やはり身分の高い方がお召しになる色なのだとわかります。茜染めも紅花で染めた着物は、他の着物よりも温かく特に女性の身体の良いといわれています。
近年では、多様性の時代となり、男の子だから、女の子だからと特定の色を決めなくなりましたが、私の世代(50代)では、何となく子供のころから、「男の子は青、女の子は赤」というような色のイメージを持っています。これは、昔、医療が発達していなかった時代、男の子は女の子よりも体質的に弱く感染しやすいことから、抗菌作用や排毒作用のある「藍」を身に着け、女の子は保温効果のある「紅花」や「茜」を身に着けて、身体を守ったのではないでしょうか?それが、長い時を経ても色のイメージとして残っているのではないのかと思いました。
また、身を修め心を治める これ薬源 ということにも通じると思うのですが、やはり女性は特に綺麗な着物や、気に入った着物を着ることで、大変気分が良くなるものです。特に着物は、現代では非日常着になってしまいましたが、かえってそれが、着物を着ると気分転換になるとおっしゃる方が多いです。毎日着るものでなくても、たまに着物でお出かけすることは、精神衛生上とっても良いことだと思います。
これらの事を総合して考えますと、着物はとても体に良い薬だと言えるのではないでしょうか?ぜひとも、着物を着る機会を増やしていただけたらと思います。

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