三重県伊勢市で着物・呉服のことならおく宗。ロックフェラーコレクションを見てきました。
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6月13日~27日まで、三重県立美術館で開催されている『ロックフェラー・コレクション 花鳥版画展ー北斎、広重を中心に』を見てきました。
ロックフェラーコレクションとは、皆様ご存じのように米国の名門であるロックフェラー家のアビー・オルドリッチ・ロックフェラー(1874~1948)が収集し、米国のRISD美術館(ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン)に寄贈した世界的に稀有な「花鳥版画(花鳥画)」に特化した浮世絵コレクションです。

四季折々の花や鳥に美を見出す心(花鳥風月)は、古くから日本文化の根幹をなすもので、主に上流層の人々が楽しむものでした。しかし江戸時代になって、葛飾北斎や歌川広重ら、浮世絵師によって「花鳥版画」が生み出され、浮世絵版画が普及するにつれ、花鳥版画も手に入りやすくなり、流行の波にかかわらず季節感を楽しめる品として庶民の間でも一定の需要が生まれました。人々はそれを身近に飾り、日常の中で季節の移ろいを楽しんだようです。
100年前、アビー・オルドリッチ・ロックフェラーがおよそ20年の歳月をかけて築いた「ロックフェラー・コレクション」は、役者絵や風景画ではなく、「花鳥版画」に特化した浮世絵コレクションとして、世界的に珍しい存在です。今回の展示では、同コレクション約700点から厳選された163点が公開されています。葛飾北斎や歌川広重などの黄金期の作品が数多く含まれているほか、世界で1点しか確認されていない伊藤若冲の版画《雌雄鶏図》も所蔵されています。
何点かは撮影可能でしたので、こちらでご紹介いたします。

👆頭を下にしてとまっている構図がとても面白いですね。


👆こちらが、世界で1点しか確認されていない伊藤若冲の版画《雌雄鶏図》


ご紹介した版画は、鳥のみの構図が多いですが、コレクションは花も一緒に描かれているものが本当に多くて、愛らしい平和な雰囲気の版画が多くありました。武家だけでなく、庶民もこのような版画を楽しむことができたのは、江戸の世は本当に平和で教養も高い庶民が多かったのだろうなと思います。
また、これらの版画を見ていて、あれ?何か着物の柄で見かけたような気がするなぁと思いました。アンティーク着物のコレクターであった池田重子先生のコレクションの中にも、花鳥柄の着物や帯がたくさんありますし、現代の着物にも花鳥図は受け継がれているようです。
現代の着物、浴衣👇


本当に花鳥図というのは、春の穏やかな日を連想させ、幸せな気持ちになりますね。
7月26日(日)まで開催されていますので、まだの方はぜひとも見に行かれてくださいませ。
◎おく宗
〒516-0078
三重県伊勢市曽祢1-14-21
高柳商店街
TEL 0120-474-109
OPEN 10:00~18:00
水曜定休
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